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展覧会名

第19回三井不動産商業マネジメント・オフィース・エクスビション
The 19th Mitsui Fudosan Retail Management Office Exhibition

開催期間

2020年6月20日(土)ー 2020年11月27日(金)
延長のお知らせ

一般の方々の鑑賞はフリートークの時にご覧ください。
2020年7月17日(金) 開催時間:18:15-19:30 (友枝憲太郎・雷康寧・ 菊池敬子 )
東京都の新型コロナウイルスの感染者が今月に入り100名以上確認されていることからも
トークは中止させて頂きます。

2020年8月28日(金) 開催時間:18:15-19:30 (関口奈美・ ロジャー・バーナード)
東京都の新型コロナウイルスの感染者が今月に入り200~300名以上確認されていることからも
トークは中止させて頂きます。

主催

三井不動産商業マネジメント株式会社

三井不動産商業マネジメント式会社 ホームページ>>
目的

企業における芸術文化の育成と社会貢献活動を目的とする。
アートのクリエイティビリティーを感受し、会社内及び社員への文化普及活動として開催する。
7室のオフィースをギャラリーとして活用の場を広げる。
現役の美術大学生及び若手アーティストの作品の発表の場を提供する。

企画趣旨

企業における文化の育成と社会貢献の一環として浜町センタービル12階のオフィースを
アーティストに提供することで、企業文化と地域社会における芸術文化の発展に寄与する。
21世紀型グローバル企業を目指し、文化創造の枠を超えて 地域と共に「社会に豊かさと潤
いを」実現する、三井不動産グループの企業理念に合致するものです。

キュレーター:

上田雄三(キュレーター)
運 営: 有)キュウコンセプト/ギャラリーQ

Exhibition Archives
Art Works



Room1
関口 奈美 Sekiguchi Nami


光ある時 4(左)
油彩、カンバス
41 x 53cm
2019

 

光ある時 3(右)
油彩、カンバス
41 x 53cm
2019

 


「目に見えない光を追って」
私は光や光るものに不思議な魅力を感じる。それは光の中に目に見えない何かを
感じているためだ。

私は描く事でそれらを追究したいと思っている。
光は色々なものを照らし、私達に世界の一部を見せる。
私達は視覚を通して様々なものに心動かされる。
光は私たちの心に感情を湧き上らせる要素のひとつである。

物理的な光だけでなく精神的な光も心を大きく揺さぶる。
例えば宗教芸術で見られる光は、人々に神仏の愛などを伝えるために大切な
精神的な光だと考えている。

私達は目で見て感じられたものが全てと思い込みそうになるけれど、
見えなくとも確かに存在するものがあることも忘れてはいけない。
日々の中に愛のような目に見えないものは光のように常にあって、私達を照らしている。
私達はそれにほとんど気づかずに生きている。
気づいても、そちらへ向かえなかったり、背を向けてしまう小さな私達。
それでも尚、包み込んでくれる大きな光があることを感じて描いた。。
それはある種の暴力なのではないだろうか。


Sekiguchi Nami CV

1990 東京都生まれ
2013 女子美術大学芸術学部絵画学科洋画専攻 卒業
2016 東京造形大学大学院造形研究科造形専攻美術研究領域 卒業

 

Room 2
ロジャー・バーナード Roger Barnard

Giant Steps (左)
アクリル、カンバス
72.7 x 60.6cm
2020

Big Sur Echo (右)
アクリル、カンバス
60.6 x 72.7cm
2020


  ステートメント:

私の絵は、集中した見方を促す存在感と雰囲気を持っている事を願っています。
ほとんどは風景に関連していますが、通常は特定の場所を意識せずに始まります。
最近、小さなコラージュが、色、形、および構成の点で出発点を提供します。

絵が進化するにつれて、特定のムードと空間の感覚を帯び、私が見た事のある場所、
または小説、映画、写真、夢の中で遭遇した風景を示唆し始める場合があります。
運がよければ、絵は自身のアイデンティティを主張し始め、ある程度のあいまいさを
持ちながら、そのアイデンティティがしっかりと確立されると「完成」します。

「Giant Steps」は、有名なジョンコルトレーン作曲にちなんでタイトルが
付けられています。

「Big Sur Echo」とは、ウッディハーマンの1960年代のアルバムのトラックを指し、
絵は夜遅いカリフォルニアの海岸のイメージを与えてくれるでしょう。

 

Roger Barnard CV

1944 イギリス ケント州生まれ
1962-66 ロンドン・セントラル・スクール・オブ・アート・アンド・デザイン
(現セントラル・セントマーチンズ) 絵画コース
1996-2014 多摩美術大学 共通教育センター教授


Room 3
友枝憲太郎 Tomoeda Kentaro


流れるように20-14
アクリル、オイル、カンバス
89x145cm
2020


  ステートメント:

見た物は記憶へとたどり増殖する。
その過程で新しいイメージを導き、
画面へ向かう。

手で描くストロークは透明なタッチを走らせる。
形が重なり景色が浮かぶ。

部分は流れを作り、
パズルのピースを置くように、連鎖し広がる。 
そこに、また新しいイメージが現れる。

わたしは、その景色を楽しむように描きたい。


Tomoeda Kentaro CV

1967 熊本県生まれ
1992 東京芸術大学美術学部絵画科油画 卒業
1994 東京芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修士課程 修了



Room 4
友枝憲太郎 Tomoeda Kentaro

発芽20-13 (左)
アクリル、オイル、カンバス 
91 x 116cm
2020


岩稜のように20-1 (左)
アクリル、オイル、カンバス 
38 x 45cm
2020


ステートメント:

  ステートメント:

見た物は記憶へとたどり増殖する。
その過程で新しいイメージを導き、
画面へ向かう。

手で描くストロークは透明なタッチを走らせる。
形が重なり景色が浮かぶ。

部分は流れを作り、
パズルのピースを置くように、連鎖し広がる。 
そこに、また新しいイメージが現れる。

わたしは、その景色を楽しむように描きたい。



Tomoeda Kentaro CV

1967 熊本県生まれ
1992 東京芸術大学美術学部絵画科油画 卒業
1994 東京芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修士課程 修了

Room 5
菊池 敬子 Kikuchi Keiko

 

Lake (左)
油彩、カンバス
72.7 x 60.6cm
2018


Untitled (右)
油彩、カンバス
72.7 x 60.6cm
2018


ステートメント:
暗闇の中の光や、水面や湖の水面など。
感覚的に、絵の具をたっぷり含ませ勢いを失わないようにいっきに描き切る。
書道家の母の影響かもしれない。

色の配色は人工的なネオンから、または、自然の光、反射など光にまつわる
全ての現象に興味がつきない。

滞在していたヨーロッパでの制作は、大陸の乾いた空気が、油彩画にピッタリ
の環境だった。
キャンバスの地塗りで膠を使用しているので、半ば強引に日本画の雲母を使用している。
地塗りに雲母を使用すると独特な油彩の透明な発色が不思議と持続する。

一瞬に感じた光の印象を今後も描いていくと思います。



Kikuchi Keiko CV

1994 多摩美術大学美術学部絵画科油画専攻 卒業
1997 フランス留学 エコール・ド・ボザールヴェルサイユ在籍
1999 帰国

Room 6
米田 貫雅 Yoneda Kanga


とらわれ (左)
油彩、カンバス
91 x 72.7cm
2018


分離域 (右)
油彩、カンバス
91 x 72.7cm
2020


ステートメント:
私の制作は、絵画における空間表現の探求を通して、「絵画とはそもそも
どのような機能の上に成り立っているのか」ということに接近することを
意図しています。

絵画の画面が平板であるということに抗うかのように機能する多種の絵画の
表現形式は、絵画の個性のようなものを決定する要素であり、それらを用いて
虚の空間を構築する行為こそが、絵画の魅力だと私は考えています。

現実における空間の見え方に沿うように、もしくは反発するように用いる空間
表現同士をかけ合わせることで、絵画内でのみ成立する空間があらわれます。
ほんの数ミリの厚さしかない絵具の層が生じさせる絵画のほんの些細で重大な
不思議を鑑賞者の皆様には感じていただきたく思います。


Yoneda Kanga CV

1991 和歌山県生まれ
2015 金沢美術工芸大学美術科油画専攻 卒業
2017 金沢美術工芸大学大学院修士課程美術工芸研究科絵画専攻 修了
2020 金沢美術工芸大学大学院博士後期課程美術工芸研究科絵画専攻主席 修了  
国画会準会員 日本美術家連盟会員  

Room 7
瀧田 紀子 Takida Noriko


Untitled 1(左)
アクリル、カンバス
65.2 x 65.2cm
2019


Untitled 2(中)
アクリル、カンバス
65.2 x 65.2cm
2019


Untitled 3(左)
アクリル、カンバス
65.2 x 65.2cm
2019


  ステートメント:

曲線のみで構成し、現象をモチーフにマスキング材と
アクリルスプレーで無限の空間を表現する。

吹き抜ける風、絶え間ない水流、立ち昇る炎、渦巻く淀み。
画面の中のそれらは、描く自身の精神的空間でもある。

静岡の穏やかな気候が、常に屋外で制作する私には向いている。
緩むような春の風が制作時期の訪れを告げ、
爽やかな五月晴れの後、
梅雨が屋根瓦を打つ音を聴きながら構想を立て、
炎天を背にひたすら描き、
初秋の夜にひんやりとした風が注ぐと、その年の屋外での制作は終わる。

季節の廻りは心にも廻り、描く現象と重なって、
その時々の作品にも現れていると感じる。

流れ、吹かれ、絡みもつれる曲線の中、その画面を目にした瞬間に
時を忘れてほしいと思う


Takida Noriko CV

1978 静岡県生まれ
自由美術協会会員 日本美術家連盟会員

 

 

Lobby Wall
瀧田 紀子 Takida Noriko






Untitled 1(左)
アクリル、カンバス
116.7 x 116.7ccm
2019


Untitled 2(右)
アクリル、カンバス
116.7 x 116.7ccm
2019




  ステートメント:

曲線のみで構成し、現象をモチーフにマスキング材と
アクリルスプレーで無限の空間を表現する。

吹き抜ける風、絶え間ない水流、立ち昇る炎、渦巻く淀み。
画面の中のそれらは、描く自身の精神的空間でもある。

静岡の穏やかな気候が、常に屋外で制作する私には向いている。
緩むような春の風が制作時期の訪れを告げ、
爽やかな五月晴れの後、
梅雨が屋根瓦を打つ音を聴きながら構想を立て、
炎天を背にひたすら描き、
初秋の夜にひんやりとした風が注ぐと、その年の屋外での制作は終わる。

季節の廻りは心にも廻り、描く現象と重なって、
その時々の作品にも現れていると感じる。

流れ、吹かれ、絡みもつれる曲線の中、その画面を目にした瞬間に
時を忘れてほしいと思う


Takida Noriko CV

1978 静岡県生まれ
自由美術協会会員 日本美術家連盟会員

Lobby
雷康寧 Lui Hong Ling Josephine






Be water III 
テラコッタ、アクリル
H37 x W98 x D75cm
2018



ステートメント:
私は生物のシルエットに魅力を感じ、それらの形からインスピレーションを
引き出すことで、自然との関連性を伴った人間の状態や生物が宇宙を内包する
という哲学的な思考を様々なテーマで表現します。

作品は外見上では落ち着いた雰囲気や緊張感を放ちながら、それぞれ攻撃性や、
欲望、孤独、精神といったものを秘めています。

 この作品では、タコの形から曲線のインスピレーションを引き出すことで、
人の生き方をタコの適応性や柔軟性が水に例えて語られています。
水のように形にとらわれず、変化を受け入れ、流れに逆らわず、周りと調和して
生きていて、多様で自由で創造的な本質は、人間に生まれつきのものだと思います。

 彫刻されたオブジェクトは、より深く、より自由な想像上の空間を許容する
キャンバスのように創り出されたレイヤーによって、私がモチーフから受け取った
様々な感情を表出します。



Lui Hong Ling Josephine CV

1987 香港生まれ 
2009 香港理工大學設計学部創意媒體專 卒業  
2012 香港浸會大學 視覺藝術院 視覺藝術文學士 卒業
2019 東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻 博士前期課程 修了
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